人はそれぞれ視力、目の位置などが違うので、使用する前に、双眼鏡の調整が必要です。
主な名称

アイレリーフの調整
アイレリーフとは全ての視界が見える接眼部からひとみまでの距離のことです。この距離が15mm以上になると『ハイアイポイント』と呼びます。
『ハイアイポイント』の双眼鏡は、少し目を離した状態でも全ての視界を見渡すことができるため、長時間の使用でも疲れにくく、メガネをかけたままでも見やすくなります。
メガネの有無で高さの調整が必要です。
メガネをかけているときは、繰り出し式目当ての高さを調整すると見やすくなります。

接眼レンズの幅の調整
眼幅調整を行うため、両目で接眼レンズからのぞきながら、静かに開閉します。
左右の円が重なって一つの円になったら開閉を止めます。眼幅調整をする時は、出来るだけ遠くの目標を見て行って下さい。また、両手で接眼レンズを持つ事で、スムーズな調整が可能になります。
*眼幅調整とは、接眼レンズの間隔を自分の目に合わせる事です。正しく調整されないと、使用しているうちに、目が疲れる場合があります。

視度調整(左目)
視度調整を行います。左側の接眼レンズを左目で覗きながら、「ピントリング」を回して、目標物に正しくピントが合ったら止めます。出来る限り遠くの目標物を見て調整して下さい。

視度調整(右目)
次に右目で右側の接眼レンズを覗きながら、右側の「視度調整リング」を回します。同じ目標物に正しくピントが合ったら回すのを止めます。

視度調整(両目)
目標物を変更して見る時は、「ピントリング」だけを回して、ピントを合わせて下さい。
